今、日本で話題の【Clubhouse(クラブハウス)】とは??
先週あたりから日本国内で一気にトレンド入りしているワードがあります。
それは、【Clubhouse(クラブハウス)】。
様々なニュースサイトや個人のブログ等でも取り上げられ、メディアでの紹介もされている【Clubhouse(クラブハウス)】ですが
一体何なのかを御紹介したいと思います。
■招待制音声チャットソーシャルネットワークアプリケーション

Clubhouseとは、Alpha Exploration Co.が2020年4月にローンチした”音声チャット”をメインとしたSNSサービスです。
FacebookやInstagram、Twitterといったこれまで主要だったSNSが”文字”や”写真・動画”がメインであるのに対して、clubhouseは”音声”でコミュニケーションを取る事を目的としたSNSになります。
2020年に新型コロナウイルスが大流行し、世界的に対人とのコミュニケーションに様々な制限が課された中で、新たなコミュニケーションの方法として取り入れられたことにより、現在日本でも急速にユーザー数が増加している傾向にあります。
■従来のSNSとの相違点は?

では、FacebookやInstagramといったSNSとの相違点はどういった所になるのでしょうか?
従来のSNSは”文字”や”写真・動画”を【投稿】し、その投稿を見たユーザーが何らかのリアクションを取り、そのリアクションも【保存】されていくいわば【蓄積型】の形式となっています。
自分が好きなユーザーをフォローする事で、過去の投稿を閲覧してそのユーザーと過去を共有したり、最新の投稿からユーザーの日常を垣間見れることに魅力を感じる人が多くなっています。
その一方で、clubhouseは”音声”を【リアルタイムで共有】することでコミュニケーションを図るアプリとなっている為、自分が好きなユーザーをフォローして、そのユーザーが”ルーム(※1)”を開設すればそのルームに参加することでリアルタイムでコミュニケーションが取れる仕組みとなっています。
また、clubhouseは現状(2021年2月1日現在)はルームのアーカイブは残らない仕様になっている為、ルーム内の会話のやりとりを後日聞くことは出来ません。
オフラインで誰かと会話する時と同じように、”その場にいる人しか共有出来ない空間”となります。
※1 ”ルーム”とはclubhouse上で会話をする為に開設する空間のこと。チャットルームのようなもの。
■音声コンテンツの急成長

様々なオンラインコンテンツが流行となっている世の中において、旧来からマスメディアとして存在していた”音声コンテンツ”がここ数年急激な成長を遂げています。
その背景として、Youtubeやネット配信TVをスマホ等で楽しむ人が増えている一方で”視覚”を用いるコンテンツは必然的に”行動を制限してしまう”という側面も持ち合わせています。
オンラインコンテンツとして様々なメディアを簡単にどこへも持ち歩きが出来る時代になりましたが、”行動を制限してしまう”ということに窮屈を感じるユーザーも少なくありません。
行動を制限されるということは、”時間を奪われる”ということであり、全人類が平等でしか所有出来ない”時間”を上手く使う為には少々厄介な存在でもあったりします。
そこで昨今注目されているのが”音声コンテンツ”です。
ミュージックやインターネットラジオやポッドキャスト、オーディオブックといった”ながら聞き”が出来るものであれば”行動を制限せず”に他の事をしながら楽しむことが出来る為、”時間”を有効活用しながら有益な情報を入手出来るといった性質を持つ”音声メディア”に注目が集まっています。
■Clubhouseを利用するには??

さて、話題となっているClubhouseですが、実際に利用するにはどうすれば良いのでしょうか?
●現状でのサービスを利用するには【既に利用しているユーザーからの招待が必要】となる
残念ながら現在(2021年2月1日)の段階では、アプリをインストールしただけではClubhouseを利用することが出来ません。
”完全招待制”となっており、既に利用しているユーザーから招待してもらうことで利用が可能となります。
●招待出来る人数は【2名まで】
また、既に利用しているユーザーが新しいユーザーの為に招待出来る数は”2名”までとなっており、誰でも好きなだけ招待するといったことが出来ない仕様となっております。
更に、招待する為には相手の電話番号が必要となりますので、実際に繋がりのある人にしか招待を送れないということになっています。
今後は招待制が撤廃される可能性もありますので、それまで待つという手もありますが、すぐにでも利用したいという方は、既に利用している知り合いのユーザーにお願いして招待してもらう必要があります。
●現状、利用出来る端末は【iPhone】のみ
こちらも今後拡大していくものと見られますが、現状で利用できる端末は”iPhone”のみとなっており、”Android”ユーザーは利用することが出来ません。
※全て2021年2月1日現在での仕様となります。
■今後のClubhouseについて

今後、Clubhouseはどんな展開が予想されるのでしょうか?
既に全世界では起業家やクリエイターといった多くの著名人がClubhouseを利用して様々な情報を配信しています。
今後、Clubhouseが更に成長していく為には”マネタイズの仕組みの導入”が不可欠であるとの声が多く挙がっています。
海外では既に外部のサービスとうまく連動させてマネタイズを可能とする動きも出ており、Clubhouseの”経済化”が進んでいるそうです。
Clubhouse独自でもマネタイズ機能を導入することが出来れば、今後利用ユーザー数は更に加速していくのではないでしょうか?
また、日本においても今年より急速にトレンド化している最中なので、ユーザー考案による様々な活用方法が見出されていくと予想されます。
新たなSNSコンテンツとして今後様々な活用が見込めるClubhouseを、今後も注目していきたいと思います。