クラウドファンディングの可能性
ビジネスにおいて事業を行う上で必ず必要になってくるのが”資金”であり、その資金を調達する方法として近年注目されているのが”クラウドファンディング”と呼ばれる資金調達方法です。
⬛️誰でも簡単に資金調達の呼びかけが可能

インターネット上で事業内容と調達希望金額を提示し、不特定多数の人から資金を調達します。
ビジネスシーンでよく聞く”投資”と似たような構図なのですが、「誰でも簡単に資金調達の呼びかけor事業投資ができる」というのがクラウドファンディングの特徴でもあります。
通常は資金調達を呼びかける側が予め”リターン”と呼ばれる調達金額に応じた資金提供者へのお返しを提示します。

3,000円ならお礼のメール、5,000円ならお礼のメールと記念品贈呈、といったように金額が増えていくにつれてお返しの内容も増えていくのが一般的です。
日本においては【CAMPFIRE】や【READYFOR】、【Makuake】などのサイトがクラウドファンディングサイトとしては有名ですが、どのサイトにおいてもアカウントを作ることで誰でも簡単に参加できます。
ここ最近はコロナ禍において、経営に悩む事業者や飲食店舗などが様々なクラウドファンディングを行ったことも話題となりました。
とはいっても、クラウドファンディングをしたからといって誰でも簡単に資金を調達できる訳ではありません。
⬛️資金が調達できるかは賛同が集まるかどうかによって決まる

ビジネスシーンにおける資金調達と同様に、「事業内容」であったり「将来性があるかどうか」など、”どういった目的で資金を調達する必要があるのか”といった部分が重要視され、資金調達する側の想いに賛同を得られないようなプロジェクトは大半が失敗(=資金が集まらない)に終わることも多いです。
その一方で、大勢の人から共感を得るような内容であったり、社会的な貢献度が高いような内容の場合は数百万から数千万(時には億も)といった大金の資金調達も行うことが可能です。
そんなクラウドファンディングですが、最近では自治体が地域活性化事業として活用したり、個人のアーティストが自身の活動を行う為の資金作りの為に活用したりと様々なシーンで有効活用されています。
立案者や事業内容がどれだけ注目されているかが多くの資金を集めれるかを握っており、著名人や有名な観光地などは比較的有利な状況で資金調達を行える傾向にあります。
⬛️クラウドファンディング成功の鍵はファンがいるかいないかで決まる
クラウドファンディングを成功させるには、どれだけ”ファン”が存在するかが鍵となるようです。
これからクラウドファンディングを始めてみようと思っている方は、まずはどうすればファンを獲得できるかを考えてみることが成功への道を切り開く手掛かりになるかもしれませんね。