Clubhouseに続く注目の新たなサービス、「Dispo」とは??
今年の1月頃に日本国内で急速に注目を集めた「Clubhouse」は既に皆さんも認知されていると思いますが、その後更に注目を集めている写真アプリがあることをご存知でしょうか?
そのサービスとは「Dispo」と呼ばれる“招待制写真アプリ”です。
⬛️翌朝9時に初めて仕上がりが見れる

Clubhouse同様に“招待制”という点で注目を浴びていますが、ただ単に“招待制の写真アプリ”という訳ではありません。
Dispoの最大の特徴となっているのが、“撮影した写真が翌朝9時にならないと見ることができない”という点です。
Instagramを利用している方も多いと思いますが、Dispoも基本的な構造は似ており、自分で撮影した写真をアップして楽しんだり、フォロワーの写真を見て楽しんだりするのですが、ポイントとなるのは“翌朝9時まで自分自身が撮影した写真も見れない”ということです。
⬛️加工や編集が出来ないという感覚を楽しむ

今では色んな写真編集アプリも存在するので、自分が撮った写真を加工してアップしたり、写りが気に入らなければ取り直して満足いく写真が撮れたらそれをアップするといった行為が当たり前になっています。
いわゆる“デジタル化”により撮影した写真を瞬時に見れるようになったことで、“失敗する”ということが限りなくゼロに近づきました。
しかし、Dispoにおいては撮影した写真の写りを公開する前に確認することも加工することも出来ません。
どんな風に写っているのかは翌朝にならないと自分自身も見ることが出来ないのです。
これって、何かを思い出しませんか?
そうです。いわゆる“デジタルカメラ”が登場する前の“カメラ”です。
⬛️昔のアナログカメラの感覚を再現

昔のカメラといえば、撮影した写真は“ネガ”と呼ばれる媒体に保存され、そのネガを写真屋さんで現像することで初めて撮った写真が見れるといったものでした。
上手く撮ったはずなのにボケていたり目を瞑っていたり、中には思いがけない瞬間を切り取った写真があったりと、出来上がった写真を見ることが楽しみでもありました。
“デジタルカメラ”が普及し、スマホでの写真撮影が当たり前になった今では、何度でも撮り直しが出来て、“最高の一枚“に仕上げることが簡単にできます。
⬛️“完成されたもの”に対する“飽き”

昔のようなアナログの感覚を再現したのがDispoで、ローンチとともに爆発的な人気を集めることになりました。
その背景には“既に完成されたもの“で溢れている世界に退屈を感じている若者が増えているということが予想されます。
技術が進化したことで、昔の技術の良さに改めて気付くようになった訳ですね。
Dispoではたくさんの人とシェアができる“カメラロール機能”というものがあります。
Instagramでいうと“ハッシュタグ”のようなものですね。
同じテーマに沿った写真を楽しみたい時に活用する機能です。
一つのテーマを決めたカメラロールの中で、色んな人が撮った写真を見たり、自分が撮った写真を公開することが出来ます。
勿論、カメラロール機能も同様に翌朝9時にならないと見ることが出来ません。
なので、友達同士で今日一日お互い撮影する写真のテーマを決めておき、お互いが撮影し翌朝どんな写真が撮れたのかを見るといった楽しみ方も可能です。
⬛️新たなコミュニケーションアプリとして期待

アナログな仕様を基本としたアプリですが、こうやってうまくコミュニケーションを取れるような仕組みになっている所が今の時代にも合っていて、アナログとデジタルの良い所をうまく切り取って出来上がっていると感じました。
Clubhouse同様に“招待制”である為、アプリを使う為には誰かに招待してもらう必要がありますが、この先のアップデートにより参加方法が変更になる可能性もあります。
昔のカメラを知っている方々は懐かしい感覚をもう一度味わうも良し、今のカメラしか知らない方々は仕上がりをドキドキする感覚を味わってみるのも良しなので、新感覚アプリ「Dispo」を是非とも体験してみてくださいね。